2024-06-29 07:00 am by 須坂新聞
市立常盤中学校の2年生(124人)は11日と12日、市内外の企業などで職業体験をした。コロナ禍の影響で実地体験は4年ぶり。須坂温泉古城荘では生徒3人が温泉施設の仕事に触れた。
初日は館内の清掃や接客などを学び、2日目はチェックアウトを済ませた客室の清掃作業を行った。客室の洗面所では、染川慎太郎支配人に「水あかは手で触るとザラザラするよ」と教わり、感触を確かめながら汚れを落とした。
米山叶人(かなと)さんは「昨日、倉庫から布団を出す作業が大変で疲労がすごかった」と振り返り、笑顔で仕事に励んでいた。
続いて、宿泊予定のある客室では「シーツの折り目を布団の中央に合わせるんだよね」と互いに声をかけ合いながら、丁寧に布団を整えた。水分を取りながら2時間、目いっぱい働くと生徒たちの額から汗が流れ落ちた。
「思いのほか体力を使うと思った」と岸本大翔(やまと)さん。
また、ケーブルテレビ局グーライトでカメラの使い方や取材の仕方を学んだ生徒たちが古城荘を訪れ、3人が館内の掃除やシーツを交換する様子を交代で撮影。プロカメラマンの指導を受けながら初めて撮影に臨んだ生徒は「緊張した。練習してきたけど、実際に撮るのは難しい」と興奮気味だった。
古城荘の仕事を経験した北澤大道(ひろみち)さんは「お客さんとして来たことがあるけど、運営する側は思った以上に大変な仕事だった」と実感を込めた。
染川支配人は「宿泊施設の仕事を肌で感じてもらえたと思う。3人とも2日間張り切って仕事に励んでいました」と喜んだ。仕事を終えた3人には温泉に入ってもらい、労をねぎらった。
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