2024-07-06 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は7月から、生涯学習センターと地域公民館で市民の居場所づくりの試行を始めた。施設の空き部屋を活用し、子どもの学習や市民の交流スペースとして開放。一部施設では利用を個人の活動にも拡大した。使いやすい公民館を目指していく。
予約がない部屋の活用では、これまで夏休みや春休みに開設してきた「子ども学習室」を常設。小中学生の学習スペースとして利用してもらう。生涯学習センターと仁礼コミュニティセンターは高校生以上も利用可。市民の交流の場として開設する「コミュニティスペース」は、誰でも気軽に出入りできる。
施設の個人利用は、3月から取り組む生涯学習センターに加え、新たに比較的部屋数が多い南部地域公民館と仁礼コミュニティセンターでも試行する。
市生涯学習推進課によると、施設の利用者はサークル活動に励む高齢者が中心。新型コロナ禍で落ち込み、現在は回復してきているものの「施設を十分に活用できているとは言えない」とする。
今後は、地域活性化や交流を目的(非営利目的)とした販売活動もできるようにする方針。それぞれ発行している利用者IDの共通化に向けた準備も進めているという。
同課は「子ども学習室やコミュニティスペースは予約がいらないので気軽に声をかけてほしい。多くの市民の皆さんに利用してもらいたい」としている。
子ども学習室とコミュニティスペースは平日午前9時〜午後4時半。予約不要。部屋の空き状況によって開設しない日もある。
個人利用は平日1日3時間まで。時間は生涯学習センターが午前9時〜午後10時、南部地域公民館と仁礼コミュニティセンターは午前9時〜午後5時。希望者は使用許可申請を提出し、部屋を予約して使用する。
問い合わせは生涯学習センターか各地域公民館へ。
2024-07-06 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy