2024-07-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は、指定管理施設の市ふれあい健康センター「湯っ蔵んど」(仁礼町)の2027年度以降のあり方について、民間事業者から意見や提案を募る「サウンディング型市場調査」を実施する。民間事業者の視点で施設の利活用などのアイデアを提案してもらい、今後の事業検討の参考にしたい考えだ。
湯っ蔵んどは1997年、市民の健康・福祉の増進や観光振興を図るため、県内最大級の温泉施設として誕生した。2023年度の入館者数は232,628人。現在の指定管理者の契約指定管理期間は27年3月までとなっている。
オープンから26年が経過し、27年4月以降の施設のあり方や整備などについて検討する時期になったことから、サウンディング調査を活用する。
サウンディング調査は国土交通省・内閣府主催と市主催の二つ。現在指定管理者に委託している温泉(入浴)事業は継続することを前提とした上で、事業のアイデアや対象範囲、期間などに関する提案を求める。事業実施にあたり、行政に期待する支援などの事項も調査する。
国交省・内閣府主催のサウンディング調査は6月27日から参加事業者の募集を始め、7月24日まで受け付ける。同26日にウェブ形式(Zoom)で参加事業者から説明を聞く。
市主催のサウンディング調査は7月10日に実施要領を公表し、8月30日まで参加事業者を募集する。同20日には希望者を対象に現地見学会・説明会も開く。9月中旬〜10月上旬に各事業者から1対1(対面)で提案を受ける。
両調査の実施結果概要は11月上旬に公表する予定という。
市商業観光課は「27年4月以降の湯っ蔵んどの方向性は白紙。サウンディングを二段構えで実施して幅広く提案を募り、今後の方針を決める上での参考にしたい」としている。
サウンディング調査の他、今後は市民からも意見を募集する予定だ。同課☎026-248-9005。
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