2024-08-10 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所はこのほど、市内の飲食店に現在の景気動向などのアンケートを行い、18店舗から回答が寄せられた。
コロナがまん延していた一昨年と今年の同時期の比較で店舗の状況を問うと、オープン前を除いた実質16店舗のうち半数の8店舗が「良い」、次いで4店舗が「変わらない」と回答。「厳しい」も3店舗あった。
また、須坂市や須坂商工会議所への要望を含めた自由回答の欄には次のような意見(抜粋)が寄せられた。
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▽イオンに集まった人をいかに市街地に誘導できるかが鍵。名産・特産品を販売する施設を作ったり、市街地でのイベントを高頻度で開催したり…。フリーマーケットなどでもいいが、市内を探訪できる魅力作りが必要。
▽イオンに来たお客さんがついつい見てしまうような、市内のお店紹介のサイト「すぐさ」の認知度アップと充実を図ってほしい。
▽松本の方が、イオンモール松本は駅に近く、イオン以外へ行く人もいるが、須坂はインターに近く、駐車場も松本の4倍以上、そこで完結してしまうと言っていた。周遊バスなどで市内へ来る方法を考えてほしい。
▽個人的な意見として、イオンができることで自店の売り上げが向上すると予想していたら、それは危険。イオン効果で来店客が増加するのはイオン周辺で駐車場がある店に限られる。須坂駅前や市街地が閑散とする可能性は十分考えられる。
「イオンが完成=須坂がにぎわう=自店の収益につながる」ではなく「イオンが完成=須坂駅前や市街地が空洞化=自店が追い込まれる」という危機感を持ち、今から自店の力で集客を心掛けたい。
イオン周辺だけでなく、市内全体に活気が出るようなイベントや施策があれば、タイアップするサービスで集客につなげたい。
▽仕入れ価格の高騰でメニューを値上げしたが、最小限度にとどめた。この状態が続けば、さらなる値上げとなり、客離れが心配。冠婚葬祭や接待の予約も少ない。
▽平日のお客さんが少ない。平日限定メニューを検討している。仕入れ価格が高騰しているので価格を見直したが、さらに値上げをしないとやっていけない。客離れも心配。
2024-08-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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