2024-08-31 07:00 am by 須坂新聞
JAながの須高ブロック須坂共選所で8月25日、露地栽培のナガノパープル、巨峰の出荷が始まった。JAながのでは「成育は梅雨明け後の夏の日差しを十分に浴びて、粒肥大は良く糖度ものり、仕上がりは良好」と話している。
取材した28日はナガノパープル490ケース(1ケース5kg換算)、巨峰181ケース(同)が持ち込まれた。同共選所では手際よく作業が進められた。主に首都圏や関西、中京圏などに出荷されるという。
須高ブロックでは4月21日にハウス栽培のブドウが初出荷され、8月末まで続いた。露地栽培はナガノパープルに続いてシャインマスカット、クイーンルージュはが9月1日に出荷を予定。露地物は10月下旬まで続き、11月ごろから冷蔵物が年明け1月末ごろまで出荷される。
ブドウ全体では、JAながのは前年と同水準の約100万ケース(同)の出荷を予定している。
栽培農家の中村美紀さん(58、須坂市仁礼町)は「今年は猛暑と大雨の影響で粒は大きくていいが、裂果が見られた。糖度も上がってきており、皆さんにおいしいブドウを届けられると思う。夫の仁(ひとし)とともにナガノパープルを栽培しているが、毎年難しさを感じている。そのため他品種に切り替える農家が多く、残念に思っている」。
一方、中村さんは毎年、東京青果市場品評会(トップセールス)に出品して6年連続で入賞しており、「今年は2位となった。ナガノパープルは都会では “セレブな果実”として人気が高まっている。もっと多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。
JAながの須高営農センターは「今年は猛暑の影響で出荷日が数日早い。良質なブドウを生産していただき、人気は年々高まり、価格も順調に推移している」と話している。
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