須坂ニュース

2024-09-21 09:34 am by 須坂新聞

　須坂市は18日、旧学校給食センター跡地などを活用し、恋人の聖地・須坂アートパーク東側一帯に整備したイベント広場の竣工（しゅんこう）式を現地で開いた。関係者約10人が出席。テープカットなどで新たな憩いの場の完成を祝った。
　広場は2022、23年度、国の交付金（恋人の聖地）事業を活用して整備した。百々川左岸の豊かな自然環境を生かし、市内外の人たちの憩いの場や観光文化を発信する拠点として活用する。
　パーク東側一帯の面積は約1万平方メートル。22年度は、旧学校給食センター跡地約5,000平方メートルに駐車場（舗装と砕石半分ずつ）を整備したほか、遊歩道約125mの舗装なども行った。
　23年度は、前年度にマツを伐採・伐根した歴史的建物園東側の約1,300平方メートルに芝生広場を整備。あずまやを建て、テーブルとベンチを設置した。隣には水飲みも備えた。
　今年3月に完成し、4月から供用を開始。芝生広場の養生期間を経て、7月末から全面開放した。指定管理者の市文化振興事業団が管理運営する。
　竣工式で中澤正直副市長は「イベント広場が市内外の皆さまに広く、安全にご利用いただける施設になるように」と期待を寄せた。
　事業費は22年度3,463万円、23年度1,678万円余の計5,141万円余。測量設計は須高測量。施工は22年度がマツナガ建設、23年度が須坂土建工業。
　また、23年度には別事業で駐車場近くにバリアフリートイレも設置した。来訪者の利便性向上のほか、災害時には緊急避難場所としても役立てる。

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