須坂東高生がイベント運営にボランティアで参加

2024-09-28 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂東高校の生徒有志が、須坂蔵の町スクウェアで開催されているイベントの運営にボランティアで参加している。高校再編に伴い、2029年度に開校予定の須坂新校を見据えた取り組み。同校では、地域との関わりを重視する新校の学びに生かしたい考えだ。昨年から主催者側と連携し、生徒たちがスタッフなどとして協力している。
 須坂東と須坂創成を再編統合する須坂新校には農業科、工業科、商業科と新たな普通科「みらいデザイン科(仮称)」(地域社会に関する学科)の4学科を設置する。
 須坂東の山岸暢教諭(36)によると、同校では新たな普通科を考える上で、地域と関わりながら貢献できる機会を模索。昨年度から市農業再生協議会(事務局・市農林課)が開催しているイベントに加わっている。
 昨年12月、ダンス部や美術部などの生徒がパフォーマンス披露で出演したのを皮切りに、今年3月と6月には有志が料理や農産物の販売に協力した。
 21日の「フルーツフェスティバル」には、1〜3年生の計10人が参加した。特産ブドウや飲食物が販売された会場で、イベントチラシの配布やアンケートの協力依頼、子ども向けアトラクションの受け付けなどの役割を担った。
 活動に複数回参加している生徒のうち、2年の酒井明日叶(あすか)さん(須坂市坂田町)は「接客態度や責任を持って行動する大切さなど、普段の授業では得られない学びがある」と感じている。
 1年の小泉理桜(りお)さん(長野市)は「地域の人たちとつながりが持てるので楽しい。これからも参加したい」。3年の小倉友乃(ゆうの)さん(長野市)は「他学年の生徒とも関われる。須坂のことを知る良い機会にもなっている」と話していた。
 同校では、今後もイベント開催に合わせて随時参加生徒を募り、取り組みを継続していく予定。山岸教諭は「このつながりを大切にして、須坂新校の新たな普通科のヒントにしていきたい」と考えている。

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