2024-10-19 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校は10月26、27日、同校で「第8回創成フェア」を開く。農・工・商の各学科が連携し、地域の特産品や生徒が手掛けた農作物、加工食品、工業製品などの販売、各種体験などを通じて学習の成果を披露する。
両日とも午前10時〜午後3時。「Link&Smile〜笑顔を届ける。SDGsで繋げる地域と創成〜」をテーマに盛り上げる。
SDGsの取り組みとして、今年は再利用品の販売や展示に力を入れている。使用済みコルクで製作したコルクボードやスマホスタンド、ペットボトルキャップから作ったコースターや栞、古くなったテニスボールを活用したインテリア小物などが並ぶ。フードドライブやフリーマーケットも実施する。
商業科は、小学生が働くことの楽しさや社会の仕組みを学ぶ「キッズビジネスタウンすざか」(事前予約制、締切済)を企画。県内外の名産品の販売にも力を入れる。
農業科は、生徒が育てたブドウ、リンゴなどの農作物、ジュースやパンなどの加工品を販売。木材加工体験なども企画した。
創造工学科は、機械加工の実演の他、トンボ玉やネームプレート作り体験、生徒が製作した文鎮、ペン立ての展示、販売を行う。
喫茶食堂、屋台の飲食販売も充実。同校で栽培した野菜を使った豚汁などを販売する。
体育館では合唱部・軽音楽部・吹奏楽部の発表、書道部のパフォーマンス、創成ライダーのヒーローショーを予定。不要になった傘に地元小学生と創成高生が絵を描いたパラソルアートも設置する。
生徒が地元企業や農家と協力し、開発した商品も多数出品する。
販売業務は長野養護学校すざか分教室とも連携、協力して行う。
社長の市川航志さん(商業科3年)は「創成高生の元気や笑顔を届けたい。県内外の商品をお客様に知ってもらい購入してもらうことで地域と地域が創成高校からつながってほしい」と目標を掲げた。
副社長の谷口未来さん(同)は「Link&Smileのテーマのように、来てくれたお客様に笑顔になってほしい」。同じく副社長の中山千夏さん(同)は「みんなで一生懸命準備をしているので幅広い世代の地域の方々に楽しんでもらいたい」と話した。
8日には、生徒たちが接客の基本やマナーを学ぶ講習会を実施。講師に綿半スーパーセンター須坂店の店長と副店長を招き、言葉遣い、身だしなみ、あいさつなどを学んだ。
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