2024-11-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂市動物園などで17日、ウォールアート(壁画)を制作するワークショップがあった。市内の高校生らが園内通路の壁など3カ所に、須坂にちなんだ竜や動物、果物などをデザインしたカラフルな絵を描いた。
市制施行70周年記念事業の一環。市民らの憩いの場で、アートに触れる機会を増やすことが狙い。市社会福祉協議会が受託した。
テーマは「手と手をつなぐ、未来へつなぐ」。アートディレクターの中沢定幸さん(長野市)を講師に、9月から11月にかけて計3回開き、小中高生17人が学んだ。
デザインは、参加者のアイデアを基に中沢さんが考案した。南園近くの通路の壁(縦1.9m×横8.6m)は竜、南園入り口近くのトイレ前の壁2カ所(縦1.8m×横2mと縦1.7m×横2.8m)はリンゴとクマがモチーフ。カンガルー、ペンギン、ウサギといったさまざまな動物や、蔵造りの建物などの絵をパズルのように組み合わせて形を作ったデザインだ。
この日は12人が参加し、手分けをして作業に励んだ。事前に輪郭を描いた壁に筆やはけを使って赤、青、緑、黄色など6色のペンキを塗って仕上げた。
パズルの案を考えた豊野高等専修学校1年の返町夢乃さん(須坂市春木町)は「子どもと大人の視点の違いで見え方が変わるなど多面性を持たせたかった」と言う。
竜のデザインを提案した第一学院高校3年の藤本咲さん(須坂市本上町)は「横長の壁に竜が合うと思った。動物園は小さな頃からよく来ている身近な場所。アイデアが採用されてうれしい」と話していた。
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