2024-11-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校で15日、来年秋開業予定の「イオンモール須坂」の屋外に設ける緑地エリアのデザイン案の発表会があった。環境造園科緑地計画コースの3年生(15人)が学習の一環で、それぞれ設計した。子どもが楽しく遊べたり、家族で休憩できたりするアイデアに富んだデザインを披露した。
緑地エリアの一角約300平方メートルが対象。市の紹介を受け、イオンモールが同校にデザインを依頼した。生徒10人が関係者や生徒ら約120人の前で、設計趣旨や見どころなどを説明した。
大塚千代さんは、アカマツや水車、竹垣などを採り入れた「和風」と、映(ば)えスポットのブランコなどを設置した「洋風」を混在させることで須坂の昔と今を表現した。
「庭の中央に橋を架け、二つの時代を行き来できるようにした」と説明。同校にある日本庭園「枯山水」の要素も生かした。「須坂の昔と今、未来への思いを込めた。創成高校のことも知ってもらえたらいい」と語った。
藤沢有集(あしゅ)さんは「ショッピングで歩き回ると足が疲れてしまう」と、買い物客に配慮した休憩スペースを考えた。オープン後も生徒が責任を持って樹木の手入れをすることを提案し「学校と地域が関われる良い機会になると思う」とアピールした。
他にも、蔵のまちをイメージした和モダン風や、市花レンゲツツジと県花リンドウを植栽して地域を知ってもらう庭、自然と触れ合える空間、自由に遊べる広場などの提案があった。
イオンモール須坂の岡本隆之ゼネラルマネージャーは講評で「皆さんの思いやアイデアを今後具体的な計画に落とし込み、来秋に向けてしっかり形にしていきたい」と述べた。
2024-11-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy