2025-01-01 07:00 am by 須坂新聞
須坂市社会福祉協議会と須坂市教育委員会が小中学生を対象に全5回で計画した「ボランティア体験教室」はこのほど、最終回の国際交流学習を仁礼コミュニティセンターで開き、17人がインドネシアの伝統料理を作ったり、元青年海外協力隊員の話を聞き、異文化の世界に触れた。
料理は同国出身で須坂市在住のバンバン・ヘルマントさんらを講師に、焼き飯の「ナシゴレン」や温野菜サラダの「ガドガド」に挑戦。バンバンさんは各調理台を回って優しく指導、子どもたちも興味津々の様子で取り組んでいた。
試食会では「どんな味なのかわからなかったけど、とてもおいしかった」「インドネシアも日本と同じアジアの島国。インドネシアのことを知ることができてよかった」などの感想が聞かれた。
元青年海外協力隊員の話は現在中野立志館高校教諭の三澤政俊さん(太平洋のマーシャル諸島共和国とミクロネシア連邦で4年間教育関連の仕事に従事)が両国の生活や文化、青年海外協力隊のことなどを話し、子どもたちは、世界には日本とは違うさまざまな文化があること、平和が何より大切であることなどを知った。
最後に同教室修了式が行われ、同協議会の豊田清寧(きよやす)会長が修了証を授与。子どもたちは「他の学校の人たちと仲良くなれて楽しかった」「毎回知らないことを体験するので、いつもワクワクしていた」などと感想を発表した。
同協議会では「5回の教室で体験し、学んだことをこれからも大切にしてほしい」とエールを送っている。
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