2025-01-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂市高梨町の内田正直さん(66)は昨年末に群馬県吾妻山で開かれた全日本バーティカルレース(登山競走)シリーズ最終戦の64歳以上の部で優勝した。シリーズ4戦のうち出場した3戦で全て1位の完全勝利を飾り、2年連続で年間チャンピオンに輝いた。
バーティカルレースは山の麓から山頂まで一気に駆け登る短距離走。最終戦は走行距離2.2km、 標高差350m。内田さんが出場したエリート部門には50人、一般部門には約100人が参加した。
内田さんによると、バーティカルはスカイレースに比べて日本ではマイナーだが、世界では長い歴史があり、応援者の人垣ができるほどという。距離は短いが、心拍数が普段の3倍以上となる過酷なレース。「距離が短い分、自分の全てを出し切るので達成感が半端ない」
年間チャンピオンはシリーズ3戦の獲得ポイントで決まるが、最終戦はポイントが1.5倍になり、逆転される可能性もあり、気を引き締めて臨んだ。
内田さんは「ライバルと同じスタートラインに立ち、先行逃げ切りを目論んで作戦通りに完勝できた。56歳以上のカテゴリーでも勝てて最高にうれしかった。常に下のカテゴリーにも勝つつもりでレースに臨んでいる」と笑顔で話した。
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