【高校囲碁】須坂女子団体が全国へ

2025-01-11 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 　第40回北信越高校囲碁選手権大会兼第19回全国高校囲碁選抜大会北信越地区予選（北信越地区高校文化連盟主催）はこのほど、新潟県で行われ、須坂高校2年の岡遥花さん、涌井琉々菜（るるな）さん、1年の上野美尊（みこと）さんが女子団体戦に出場し優勝を飾った。個人戦の女子A級は岡さんが優勝、涌井さんが準優勝した。3人は3月に大阪府で開く全国大会に出場する。
　長野、新潟、富山、福井、石川から全20校50人が参加。団体戦の男女、個人戦の男子A級、女子A級、男女B級の種目別で争った。須坂高からは4人が参加。男女Ｂ級で２年の丸山陽生（ようせい）さんが3位に入った。
　女子団体の3人は3回戦の新潟代表との試合が印象的だったと振り返る。主将の岡さんは「序盤で取り返しがつかないくらいの大きなミスをしてしまったが、守りに入らず攻めることを意識して、巻き返すことができた。優勝できてうれしい」と喜んだ。
　副将の涌井さんは「接戦で最後までどちらが勝つか分からずヒヤヒヤした。初めて見る相手の戦法に戸惑いもあったが、諦めずに挑み、勝ちきることができた」と話した。
　三将の上野さんは試合中、自分と相手の地を見比べて戦法を変更。「このままでは負けてしまうかもしれないと感じ、攻めの姿勢で最後まで粘って戦った。勝つことができてよかった」と語った。
　個人戦男女B級に出場した丸山さんは「3回戦は相手のペースに飲まれて負けてしまった。4回戦は絶対に勝つという気持ちで試合に臨み、自分のペースで打つことができた。優勝できずに残念だったが3位になれて良かった」と振り返った。
　全国大会は女子団体戦（3人）、個人は岡さんが女子個人選手権戦、涌井さんが女子9路盤戦に出場する。岡さんは団体戦に向け、「力を合わせて優勝を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
　北信越大会の成績は次の通り。
　【女子】◇団体　1位／須坂（岡遥花　涌井琉々菜　上野美尊）
　◇個人▽女子A級　1位／岡遥花　2位／涌井琉々菜　9位／上野美尊
　【男子】◇個人▽男女B級　3位／丸山陽生