2025-01-18 07:00 am by 須坂新聞
入学児童の減少を発端に、少子化問題を学ぶ須坂市立森上小学校の6年生(2クラス43人)はこのほど、勝山幸則市教育長らを訪ね、須坂の未来について思いを伝えた。便利で住みやすいまちにするためのアイデアを提案した。
児童は昨年11月、少子化について考えるきっかけづくりを目指した謎解きイベントを市街地で開いた。須坂青年会議所と共同で企画し、市内外から約600人の参加があった。
参加者のアンケートでは、市の課題として「雨の日に遊べる場所がない」「公園の遊具が古い」「小児科が少ない。病児保育施設が利用しにくい」などの意見があった。
そこで、「屋内施設の新設」「公園の整備」「医療体制のレベルアップ」を市に要望。屋内施設については、長野市や中野市の例も示しながら、イベントにも使える交流の場になり、誰でも利用できる施設を求めた。
提案を受けた勝山教育長は「立派な発表に驚いた。大事な提案についてこれから考えていきたい」と感謝した。
児童の一人は「割とお店が多い。自然も豊かで住みやすいと思った」。別の児童は「少子化は県全体の問題だと思うので発信していき、県や全国の少子化を止められたらと思う」と感想を述べた。
取材に有坂庵(いおり)さんは「緊張したけど、思いを伝えられてよかった。提案したことを話し合ってほしいと思う。イベントを通して須坂のことが好きになった」と話した。
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