2025-01-25 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所は17日、恒例の「新年賀詞交歓会」を須坂商工会館で開き、会員企業の経営者や来賓ら約90人が出席、新年のあいさつを交わすと共に、地域活性化、地域産業発展への思いを新たにした。
冒頭、神林章会頭は「国内外で経済の先行きが懸念される中ではありますが、須坂市では井上地区の開発事業が順調に進行、ものづくり施設用地は全ての施設で操業が始まり、観光集客施設ではルートインが昨年末に開業しました。さらに、イオンモール、ホームセンタームサシ、ヤマダデンキが開業に向けて工事を進めており、まもなく歴史を塗り替える『新しいまち須坂』が誕生します」。
「この開発事業においては地域経済を始め交通・生活環境・労働環境などへの影響も懸念されますが、これまで取り組んできた共存共栄の方策に自信と誇りを持ち、全国に先駆けた『新しい共創』の創造に果敢に取り組む決意です」。
「私たちは大きな変革の扉の前に立っています。扉が開かれると同時に未知の世界が広がります。コロナを乗り越えてきた私たちならば、未知の世界にも『新しい須坂』を描いていけるものと信じています。須坂市、須坂商工会議所の限りない発展のために、より一層のご支援とご協力をお願いいたします」とあいさつした。
また、来賓祝辞のうち、須坂市名誉市民の遠藤守信氏(信州大学特別栄誉教授)は「須坂には目には見えない隠れた力があります。それは人々の持っている絆や関係性、素晴らしい財産です。米国では『弱い紐帯=ちゅうたい』の強さ、全然関係のなさそうなところから入手した情報が大きな成功をもたらすという調査結果もあります。家族や友人らの情報に地域性はないが、弱い関係の人たちの情報は新鮮でクリエイティブなものが多い」。
「何十万の都市とは違い、須坂は市民や経済人が弱いつながりを持っている。これが須坂の強み。一朝一夕にはできない、長年積み重ねてきた絆でクリエイティブな須坂が作り上げられてきました。今年はその成果が大きな実を結ぶ年。皆さんにとりまして素晴らしい1年になることを祈念いたします」と期待した。
引き続き、浅井洋子市議会議長の乾杯で祝宴に入り、和やかな交流が繰り広げられた。
また、今回の交歓会は、井上地区の開発事業に関係するコンサルタントの長工、イオンモール、イオンリテール、イオンファイナンシャルサービス、ルートインの担当者の総勢10人が来賓として招かれ、それぞれにあいさつ。初めて参加する人も多く、名刺交換や懇親を通じて須坂の経済人の仲間入りをした。
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