2025-02-01 11:56 am by 須坂新聞
須坂市は1月24日夜、井上地域児童クラブと井上地域公民館の複合施設化(井上地域複合施設)についての地元説明会を同公民館で開いた。複合施設は、利用者の増加に伴い手狭な状態が続く児童クラブと、老朽化が進む公民館の状況などを踏まえて構想。三木正夫市長は「できれば2028年4月からの運用開始を予定したい」と説明した。住民約40人が参加した。
市が計画している複合施設の建設予定地は井上小学校グラウンド西側。敷地面積約2,800平方メートルに木造平屋建て、約700平方メートル(駐車場30台程度)の建設を目指している。総事業費は約5億5,000万円を見込み、財源には交付金や地方債を充てる計画だ。
市は複合施設にすることで、双方の利用者が交流し、生涯学習の相乗効果が生まれると説明。地域のコミュニティー施設、居場所、防災拠点などとしての役割も期待する。維持更新費用など総合的なコスト縮減にもつなげたい考え。
説明会では事業概要や施設の仕様案などのほか、今後、実施設計の予算や工事契約について市議会での議決が条件とした上で、最短スケジュールを提示。昨年の市議会12月定例会に提案した設計委託料などが見送られた経緯も説明した。
三木市長は、複合施設化のメリットを強調し「現在の児童クラブの状況を考えると、一刻も早く建設した方がいい」と述べた。
市は、新年度当初予算案に設計委託料などを再計上する方針。
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