須高3市町村民生児童委員協議会が初の交流会

2025-02-01 11:58 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高3市町村の民生児童委員協議会は1月29日、須坂市生涯学習センターで交流会を開いた。委員同士が活動のやりがいや苦労、課題などを共有し、親睦を図ろうと初めて企画。約40人が参加し、情報交換をしながら和やかに交流した。
 民生委員・児童委員(任期3年)は、厚生労働大臣が委嘱する非常勤の地方公務員。ボランティアで1人暮らしの高齢者宅を訪問したり、住民の困り事の相談に応じたりして、行政など関係機関とのパイプ役を担う。現在、須坂市118人、小布施町19人、高山村19人が活動している。
 交流会では、パラリンピック種目「ボッチャ」を楽しんだ後、5人ほどのグループに分かれて、ざっくばらんに話し合った。
 委員の一人は「大変な部分はあるけど自分のためになる。社会参加することで気持ちも前向きになる」と、やりがいを語った。
 高齢者の見守りなどについては、委員から「気になっている人が訪問しても出てきてくれないと心配」「行政につなぐ役割なので、どこまで入り込んでいいのか距離感に悩む」といった声があった。
 全国各地では、委員の担い手不足が課題となっている。ある委員は「委員をやってくれる人がいなくなれば深刻な問題だ」と懸念していた。
 取材に、小布施町の土屋元博会長は「お互いに同じような悩みを抱えていて共感できた」。高山村の田中かつ子会長は「地域によって取り組みが違うことを知ることも大事」と話した。
 須坂市の永田繁江会長は「須高地域の委員同士のつながりができて良かった」と喜んだ。交流会は今後も続けていく予定という。

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