2025-02-01 11:59 am by 須坂新聞
県が受け入れを推進する訪日教育旅行で来県した台湾の台中第二高級中等学校の高校生30人が22日、須坂高校を訪れた。生徒たちは昼食を一緒に食べたり、日本の伝統文化の体験学習をしたりして交流を深めた。
歓迎セレモニーでは、須坂高の文化祭「りんどう祭」を動画で紹介し、室内楽部の演奏で出迎えた。台湾の生徒たちはお返しにダンスパフォーマンスを披露した。
昼食を食べながら交流した後、グループに分かれて、茶道、書道、手芸、囲碁の日本文化を体験した。
このうち、書道体験では、「新春おめでとう」と台湾の生徒が見本を見ながら書いた。須坂高の書道部員や台湾の学生とペアを組んだ生徒がひらがなの書き順や文字のバランスについて英語で教えた。「(書くのは)楽しいですか」と聞かれた台湾の生徒は「日本独自のひらがなはバランスをとるのが難しい」と答えた。
取材に台湾の女子生徒2人は「日本の伝統文化はすばらしく、とてもいい経験になった。昼食を好きな場所で食べていいことには驚いた。書道体験では優しく教えてもらって、何度も書くことができた」と喜んだ。
台湾文化・言語研究同好会の清水陽和さん(2年)は「最初はコミュニケーションの取り方が分からずとまどったが、昨年11月に修学旅行で台湾を訪れたことが話すきっかけになった。日本の文化を体験してもらういい機会だった」と話した。
訪日教育旅行については県観光スポーツ部と県観光機構が受け入れを進めており、1月は台湾から約300人の学生が県内各地を訪問した。
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