2025-02-01 12:00 pm by 須坂新聞
須坂市小島町の丸山将真(しょうま)さん(31)は先ごろ、山ノ内町志賀高原で行われた第10回全日本スカイランニング選手権大会(日本スカイランニング協会主催)で初優勝を飾った。今秋開催予定のアジア選手権の日本代表にも内定した。
レースは横手山から奥志賀に向かって走る。全長55km、標高差2,850mの過酷なレース。約200人が出場した。山を駆け上げっては下る。高地のため突然の雨風や降雪もある環境。まさに自然との戦いであり、メンタルの強さが試される。その一方で大自然に触れられる魅力があるという。
初優勝に、丸山さんは「本当にうれしかったし、自信になった。アジア選手権でも優勝を狙いたい。海外は気候や地面の感覚などが異なるが、ベストを尽くしたい」と意欲を燃やす。
丸山さんは松商学園高、東京国際大ではサッカーで汗を流した。大卒後はマラソンに興味を持ち、2019年の長野マラソンで3時間を切り、出場者約1万人のうち100位以内に入った。
知人の勧めもあって、2020年からスカイランニングを始めた。22年の全日本選手権では3位入賞。翌年のアジア選手権(香港)で4位入賞した。
市内を走るマラソンに比べて、スカイランニングは自然の中を走る喜びがあるという。その反面、走行距離が長く、高低差があり、身体的なリスクも大きいとされる。
なお、今秋開催予定の第11回全日本選手権大会は世界選手権の代表選考会も兼ねており、丸山さんは世界に向けても準備を進めている。練習は毎夕、自宅から河川敷など10〜15km走り、週2回ほどは志賀高原など山岳地帯に出向くという。
仕事は鍼灸師。自身が出場しない大会ではマッサージなどで日本代表チームのサポートを担っている。
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