【須坂学園構想】「保護者や地域に丁寧な説明を」

2025-02-15 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市の市民有志でつくる「須坂子どもの学びを語る会」は7日、市教育員会がまとめた市内小中学校を再編し、小中一貫教育の推進を目指す基本方針案「須坂学園構想」の市民説明会に関する要望書を市教委に提出した。これまでの検討内容を丁寧に説明し、多くの市民から意見を出してもらえる場にしていくことが必要―と求めている。町田重夫代表ら5人が市役所を訪れ、勝山幸則教育長らに要望を伝えた。
 市教委は4月以降、保護者や地域住民を対象にした説明会の開催を計画している。
 要望書では、多くの保護者や住民に説明会に参加してもらえるよう、開催場所の検討や事前周知の徹底を要望。説明会では、非公開で行われた検討委員会と策定委員会の検討内容や、小中一貫教育のデメリットを含めた学園構想の課題なども示し、参加者の質問や意見を聞く時間の確保を求めている。
 市教委によると、保護者説明会は、方法の一つとして各校のPTA総会の活用を考えている。会員は「PTA総会以外にも保護者に集まってもらう機会をつくってほしい」と強調した。
 要望書にはこのほか、当事者である子どもの意見を聞くことや、市民全体で議論できるような説明会の開催も盛り込んだ。
 同会は「2025年度中の決定を前提としないで、誠意を持って保護者、子どもたち、地域住民、教職員が納得し合意できる基本方針を策定してほしい」としている。
 勝山教育長は「説明会の形は要望も参考にしながら検討していきたい」と応じた。 
 市教委が示す「新しい学びを実現する 新しい学校をめざして『須坂学園構想基本方針案』」では、現在の11小学校・4中学校・1支援学校を、将来的には四つの「学園」に再編。いずれも9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」や「小中一貫型学校」の開校を目指す内容となっている。

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