高校再編で須坂東 校舎・敷地の後利用

2025-02-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂東高校同窓会は、県立高校第2期再編に伴う須坂新校開校後の東高の校舎・敷地の後利用について、1月31日付で県教育長と須坂市長宛てに、それぞれ要望書を提出した。地域の子どもたちの学びや社会教育に関する施設整備の検討を求めている。
 須坂新校は、東高と須坂創成高を再編統合し、2029年度の開校を予定。創成高の校地・校舎を活用するため、東高同窓会関係者の母校の後利用に対する関心は高い。
 同窓会は幹事会で後利用について話し合い、公共的な場所として整備してほしい―との意向で一致。要望事項には、地域の子どもたちの学びの場としての活用や、公民館・図書館など社会教育に寄与する施設の更新整備の検討を盛り込んだ。
 過去の資料や貴重な品がある同窓会館、敷地内の記念碑、正門西側付近の「貴婦人の森」の扱いについては同窓会との調整を要望。東高の歴史的な経緯に配慮した財産活用も求めている。
 浅井洋子会長は本紙の取材に「同窓生にとっては思い入れのある場所。要望を踏まえて前向きに検討してほしい」と話している。
 県教委事務局高校教育課によると、新校開校後の施設などの後利用については、県が検討を進めている段階という。「要望の趣旨はよく理解できる。須坂市の意見もうかがいながら一緒に考えていきたい」としている。
 三木正夫市長は「できるだけ同窓会の要望を受け入れてもらえるよう県と話をしていきたい」と話している。

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