須高地区の人身事故が過去最少〔詳細〕

2025-02-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高地区における人身事故発生件数の最少は2020(令和2)年の118件。昨年はその記録を17件(14.4%)下回った。11月までは2桁も期待できるペースだったが、12月の発生が多く、交通行政や交通安全団体関係者にとっての悲願は今年以降に持ち越しとなった。
 なお、過去最多は1997(平成9)年の388件、次いで95年の377件。ここ数年の3倍以上もあった。
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 昨年は101件の人身事故が発生、1人が死亡、122人が負傷した。前年に比べて発生は24件減少、死者は同数、負傷者は19人減少したが、物損事故は29件増加した。
 昨年の事故の特徴として▽月別で最多は4月の15件、次いで1・11月の13件、最少は7月の3件▽曜日別で最多は火曜日の17件、最少は日曜日の10件▽時間帯別で最多は15時台の13件、次いで9・12時台の9件。人や車の往来のある21時台には発生がなかった▽交差点周辺での事故は55件(交差点内47件・付近8件)で半数以上を占めた―ことなどが挙げられる。
 3市町村別では須坂市が大幅減少、小布施町が増加、高山村が減少。
 事故の類型別では▽追突=35件▽出合い頭=34件―が突出。
 原因(違反)別では▽安全不確認=24件▽前方不注意=15件▽動静不注視=14件▽ブレーキ操作不適=11件―などが多かった。
 悪質違反は歩行者妨害等、一時不停止、信号無視など計20件に上った。
 第一当事者(当事者の中で一番過失が重い人)の年齢別では80歳以上の15件が最多、次いで70〜74歳の10件、35〜39歳の9件。80歳以上は前年(8件)から倍増した。
 また、直近10年間における高齢者の事故比率は発生件数の30〜40%が大半だったが、昨年は半数以上の52.5%に上った。第一当事者の比率も20%〜30%前半が大半だったが、昨年は38.6%。いずれも最多を記録した。

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