2025-03-22 07:00 am by 須坂新聞
国土交通省は18日、令和7年地価公示(基準日・令和7年1月1日)の標準地価格を発表した。県内44市町村(都市計画区域)の326調査地点のうち、住宅地(継続調査地点205地点、43市町村)は108地点で上昇した。横ばい29地点。下落68地点。平均変動率は0.8%(前年0.4%)で3年連続の上昇となった。
須高地区の調査地点(表)は須坂市10、小布施町4の14地点。
このうち、住宅地は9地点(須坂市6、小布施町3)。上昇は須坂市4、小布施町2地点。上昇率は、小布施町小布施三本木1.8%、同福原松川端1.2%、須坂市墨坂2と小山蒔田が0.7%、旭ケ丘0.6%、日滝郷原0.5%の順。
同じく横ばいは1地点(小布施町)。下落は2地点(須坂市)。下落率はマイナス1.6%〜マイナス2.3%。
県内住宅地の平均変動率は3年連続上昇だが、須坂市はマイナス0.2%(前年マイナス0.7%)。一方、小布施町は1.0%(同1.2%)で、平成31年から7年連続で上昇となった。
県内住宅地の平均価格は37,300円。
一方、県内の商業地(継続調査地点109地点、37市町村)は45地点で上昇した(横ばい22、下落42)。
須高は4地点(須坂市3、小布施町1)のうち、2地点(須坂市1、小布施町1)で上昇した。須坂長野東IC入り口に近い須坂市井上京善橋が3.2%(4年前新規選定、前年3.0%)で、上昇率は県内上位5位(前年4位)に。1平方メートル当たりの単価では1,400円上昇した。小布施町上町西側は2.4%(前年1.4%)で、同じく1,200円上昇した。
そのほか横ばいは須坂市1地点。下落は須坂市1地点で、下落率はマイナス0.4%。
県内商業地の平均変動率は0.4%で前年の横ばいから上昇に転じた。須坂市は0.9%(前年0.7%)で4年連続の上昇。小布施町は2.4%(同1.4%)で3年連続の上昇となった。
県内商業地の平均価格は66,000円。
県内の工業地(8地点)は、4年連続で上昇した。平均変動率は2.1%(前年1.8%)。須坂市小河原北山道北沖も4年連続上昇。上昇率2.5%。1平方メートル当たりでは300円上昇(前年2.5%、300円)。
県内工業地の平均価格は16,400円。
公表された価格形成要因等の概要のうち、商業地の記述では「須坂市は上昇率がやや拡大した。駅前商業地の空洞化により須坂宗石の地価は下落したが、令和7年秋に開業予定の大規模商業施設に近接する井上京善橋の地価は上昇し、上昇率を引き上げている」
「小布施町は上昇率が拡大した。新型コロナが収束し、観光需要も回復している。日帰り観光客をターゲットとする栗菓子店、飲食店、観光施設が建ち並び、客足が増加し繁華性(にぎわい)が回復している」とする。
工業地の須坂市については「前年同様の上昇。高速道スマートICや下請け企業への接近性に優れ、倉庫等も多いことから好調な流通業等の需要を見込んだものと思われる」としている。
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