【新入社員研修会】学んだ知識で社会貢献

2025-04-12 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂商工会議所と須坂工業振興会は2、3日、同会議所で新入社員研修会を開いた。市内企業23社から103人が参加。講師のコミュニケーション・シーズ(須坂市南横町)の杉本文江さんから社会人として必要なビジネスマナー、コミュニケーションの取り方、名刺交換などを学んだ。
 杉本さんは電話応対について「電話は声と言葉がたより。聞き手は対面時より声の調子に敏感になる。誠意が伝わらないと聞き手は話す意欲を失う。電話1本で成否が分かれる事が多い。対面時と同じように良い姿勢、良い態度で応対しよう。電話に出た人が会社の代表となり、会社のイメージをつくるキーマンになることを心得よう」とアドバイス。参加者は2人がペアとなって練習した。
 言葉遣いについては「敬語という道具を使うことによって、初めて会う人でも立場が上の人でも、誰とでも話すことができる」と敬語の大切さを伝えた。
 参加者は尊敬語・謙譲語・丁寧語をシーンによってどう使い分けるのか、正しいビジネス用語を覚えているかなど、問題を解きながら確認した。
 最後に4人のグループに分かれて「自己宣言」を行い、一人ずつが「一日でも早く仕事を覚えて社会貢献します」と決意表明。盛んな拍手を浴びていた。
 取材にアトリオン製菓の市川日奈子さん(24)は「敬語を改めて基礎から学んだ。今まで間違った表現をしていたと感じた。あいさつも電話も相手への思いやりが大切だと思った。周りの人から楽しそうに働いていると思われるような人間になりたい」と決意。
 オリオン機械の安藤成海さん(22)は「あいさつの重要性や言葉遣いなど基本的なマナーを学べた。一日一日を積み重ねて一人前の社会人に成長したい」。スミサカ電機の蓬田颯太さん(22)は「会話を成功するためのコミュニケーションの仕方が勉強になった。それらを活用して必要とされる人間になりたい」と話した。
 研修の終わりに杉本さんは「限られた時間の中で、自分が本当にしたいことをよく考えて行動しよう。夢に向かって試練を喜びにして前進しよう」とメッセージを贈った。
   ◇  ◇  
 同会議所は参加した新入社員をを対象にアンケートを実施した。会社を選んだ理由は「仕事の内容」。働く理由は「収入を得て生活を楽しみたい」。転職については「職場が合わなければ転職する」が最も多かった=別表。

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