2025-04-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は、塩野浄水場内に新たな浄水池を整備する。既存浄水池の維持管理が向上し、災害時には応急給水拠点として活用する。18日、関係者約30人が出席し、現地で建設工事の安全祈願式があった。来年10月末の完成を目指す。
新浄水池は、既存浄水池の隣に建設する。プレストレストコンクリート造で、容量2,000立方メートル。既存浄水池と合わせて5,000立方メートルの貯水量を確保する。
市水道局によると、塩野浄水場は市内約3分の1の配水をカバーする中核施設。浄水池が2基体制になることで災害時に浄水ができなくなった場合でも、配水時間を現状の約8時間から約13時間まで延ばせるという。
新浄水池には、自動的に配水を止めて水を確保する「緊急遮断弁」を設置。給水車用のスペースも備える。
安全祈願式で三木正夫市長は「市内最大の配水区域の水道水のバックアップ体制の強化や、応急給水拠点として災害に強い水道を構築することができる」と述べた。
設計は新日本設計。施工は安部日鋼工業・マツナガ建設特定建設工事共同企業体。総事業費(設計費含む)は約7億3,000万円を見込む。
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