2005-05-23 12:00 am by 須坂新聞
須坂市仁礼町の市道で去る4日、原付バイクに乗っていた近くの男性が道路下に転落して死亡した事故を受け、須坂警察署、須坂市、須高交通安全協会、須坂市交通安全協会、地元区などの関係者約20人が17日、現地診断を行い、再発防止策を話し合った。
現場は国道406号から東方の山間部に入った勾配のある幅の狭い道で地元の人たちが生活道路として利用、一帯は水田や畑が広がっている。男性は夜九時ごろ、原付バイクで坂を登っていたところ、左カーブから道路右下の水田に転落、石垣やバイクなどに頭や体を打ち死亡した。道路と水田には約1.4俊の段差があり、ガードレールはなかった。
現地診断で、同署の波多腰功交通課長は「通り慣れた道で、ヘルメットのあごひもをきちんと締めていなかった可能性があり、油断があったのではないか」と説明。参加者からは夜でも路肩が分かるような白線を引く、注意の看板を設置するなどの意見が出された。
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ところで、須坂署管内では今年に入ってゴールデンウイーク終了時点までに95件の人身事故が発生、5人が死亡(24時間以内が2人、30日以内が3人)した。19件に1件が死亡事故という異常事態で、須高三市町村、須高交通安全協会、須坂警察署の連名で啓発のチラシを作り、全戸配布するなどして注意を呼び掛けている。
チラシでは、須坂署管内の死亡事故が県内平均(88件に1件)に比べて極めて高い比率で発生していることから「県内トップクラスの危険地帯」として安心・安全のための心得などを記している。同署では指導・取り締まりに一層力を入れていくとしている。
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