2005-11-25 07:00 am by 須坂新聞
須坂市南原町のグループホーム南原の家はこのほど、稲作用の「米ぬかペレット」の製造を始めた。米ぬかは栄養素を含み、雑草の発芽を抑制する働きを持つとされ、固形にすることで散布が容易になり、除草剤が不要で環境にも優しい。利用者の自立や労働機会の確保を図り、販売して生活費などに充てる。
米ぬかペレットは除草剤を使わない栽培方法として富山県などで比較的盛んに使われているが、県内ではほとんどないことから、世話人の荒井敏行さん(南原町)らが中心となって研究し、製造することに。作り方は米ぬかと水を機械で練り上げて圧縮し、ペレット状にして乾燥させる。
同所ではほかに、高い栄養素を含むミミズのふんを混ぜたペレットも製造。利用者3〜4人が1日約3時間、交代で作業し、労働意欲の向上にもつながっているという。現在、米ぬかは購入しているが、今後は無料か低価で集める方法を考え、商品の流通ルートを確立して販売する考えだ。
値段は10キロ1,000円前後を予定。「木酢液を混ぜたものなども作り、各方面にPRしていきたい。多くの人に利用してもらえれば」と話している。問い合わせは同所TEL248-0026まで。
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