2007-03-27 07:00 am by 須坂新聞
須坂クラシック美術館(東横町)は21日で今年度の入館者が11,822人となり過去最高記録を更新した。昨今の着物ブームを受け、収蔵品の大正時代を中心としたアンティーク着物が人気、趣向を凝らしたイベントも功を奏した。
同館は平成7年8月8日、市指定有形文化財の明治初期建築の町家「牧新七家」に、日本画家岡信孝さん(横浜市)が寄贈した古民具コレクションを展示する美術館としてオープン。特に大胆な色使いと大きな柄が特徴の大正・昭和初期の着物コレクションは海外でも評価が高く、ハワイやイギリスで国際展も行われた。入場者も1万人台をキープ、故高円宮殿下所蔵の根付展を開催した平成11年度には最高の11,706人を記録した。
しかし、12・14・15・16年度は1万人を割り込み、見直しを図った同館は昨年度から人気の高い着物に重点を置いた展示やイベントを展開、着物を一堂に並べる大虫干し会には全国から着物愛好者が訪れるなど、4年ぶりに1万人台を回復した。
このほか、明治期の大座敷を活用してのお月見コンサート、五色百人一首大会、投扇興大会など多彩に実施しており、2年連続で3月に開催中の「思い出をまとった人形展」にも多くの人たちが訪れている。同館では最終的には12,500人前後の入館者を見込んでいる。写真は17日に行われた「雛祭りガイドウオーク」で同館を訪れた一行、建築様式の説明に感心しきりの様子だった。
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