2008-04-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内で地域活性化に取り組んでいる須坂あきんど塾実行委員会、NPO法人NEXT須坂、銀座通り振興会はこのほど、まちづくりをテーマにした中心市街地チェックウオーキングや講演会を開き、市内外から約30人が参加した。
わざわざ行ってみたいまち須坂の構築に向けて、まちづくり活動を市民に理解・協力してもらうと共に、活動を再確認して新たな工夫や知恵を生み出そうと企画したもので、講師に川村健一広島経済大学教授を招いた。
チェックウオーキングは芝宮前の市営駐車場を出発、市街地を約2時間歩き、川村教授は道路上にある「官民境界」の見せ方、空間の見せ方などを具体的に説明=写真。町の形状はヨーロッパのリンゴ型に対して日本はブドウ型、粒と粒を結ぶ道路が大事であり、人々が集い、憩い、心遣いを感じてうれしくなる道路やまちづくりが大切と指摘した。昼食は須坂の新名物として売り出そうとしている「みそすき焼き丼」を試食した。
講演は「須坂にぎわい創出講演会」と銘打ち「わざわざ来たくなるまち」と題して、国内外の実例を示しながら話した。海に造られたコンクリート護岸を税金で壊し、昔の磯を取り戻した青森県むつ市大畑町のケースでは住民たちの原風景への気づきがいきいきとした生活、心豊かな生活を導き、そこに人々が訪ねてくると説明した。
そして、わざわざ来たくなるまちとは、政府の科学技術の政策大綱にも登場し、新しい概念として注目されているGNC(グロス・ナショナル・クール=かっこいい)やGNH(グロス・ナショナル・ハピネス=幸せ)が高いまち。須坂は住む人がかっこよく、笑顔があふれるGNCやGNHの日本一を目指そうと呼び掛けた。
会場では須坂の歴史をたどった写真展や作品展、須坂商業高校2年生が考えた「須坂理想の商店街」の展示発表も行われた。
2008-04-15 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント
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