2008-05-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市下八町最下流の鮎川橋下で1月31日、深掘れ防止の木工沈床(木枠の中に石を詰める)作業中に須坂土建工業の湯本博司現場代理人(高橋町)が石仏を発見した。「56災害で流されたのか」と思い、発注元の県須坂建設事務所に連絡。同所から市道路河川課、同課から地元下八町、上八町、仁礼町区長へ連絡され、対応を協議した結果、先ごろ下八町が八町薬師庵に安置した。
同作業は川の中で木枠に大きな石を詰め、すき間に小石を詰めていくもの。湯本さんは「平らな石を使おうとその場でひっくり返したら石仏だったので驚いた。何かあってはいけないと思い、すぐに建設事務所に連絡し、対岸へ据えて供え物も置いた」と話す。
高さ約50cm、幅約25cm、奥行き約15cm。馬頭観音では、とみられる。下八町の荒井謙一区長は「56災害かどうか分からないが、何年も冷たい川の中に置かれ、下八町地籍から発見されたので区の費用で28日に安置し、29日に薬師庵の山岸諦観(たいかん)住職により入魂式を営んだ」と話す。
5月は裏山、つつじ山公園のツツジが見ごろを迎えるが、3日には春の大祭(護持会と庵主催)が行われ、来賓や役員が出席した。
※写真は須坂新聞5月17日号の4面をご覧ください。
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