2008-06-08 07:00 am by 須坂新聞
レギュラーガソリンが1日、ついに1リットル当たり170円台に突入、食品価格も軒並み高騰、私たちの暮らしは苦しくなるばかりだ。本紙は、商品への価格転嫁と顧客サービスの狭間で苦しむスーパーや食品製造業者、先行きの見えない値上げラッシュに四苦八苦する消費者、農業生産者らを取材した。そこから見えて来たものとは―。
消費者の声〜買い物控え、特価品を購入
須坂市南横町の50代主婦「必要な物以外は買わない。安心安全のため、中国・米国産は避ける。ガソリンは安売り日に入れる」。
小布施町伊勢町の60代女性「特価品を買いだめして、夫に店ができると笑われた。安くなるきざしがない。我慢の限界。政治家が身を削るべき」。
須坂市坂田町の50代女性「同じ価格でもほとんど分量が減っている。買い物の回数を減らしている」。
須坂市井上町の40代会社員の女性「冷凍食品は半額日にまとめ買い。肉も大きいパックを保存。食べ残しは極力なくし、米のとぎ汁を花の水やりに」。
須坂市境沢町の40代会社員の女性「すべて値上げで子育て世代にはきつい。調理パンを食パンに変えた」。
生活スタイル見直しの時期
長野市から須坂市に通う30代の男性会社員は通勤途上、自転車で通う人が最近増えてきたという。食品や原油価格の高騰は世界的な流れで当面続きそうだ。ならば、私たちの生活スタイルをもう一度見つめ直すことも必要では。車をできるだけ使わない、買い物バッグを持参する、食べ物をムダにしない、電気をこまめに切る―など。まず私たち一人ひとりが変わる。そこから、人と地球に優しい、新たな健康ライフや環境重視のエコライフが見えてくるならば、今は大きなターニングポイントかもしれない。
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