2008-06-30 07:00 am by 須坂新聞
第2回農業小学校シンポジウムが21日、須坂市豊丘地域公民館で開かれた。長野県と岐阜県の4校から関係者80人が出席して、取り組みなどについて話し合った。活動報告で、信州すざか農業小豊丘校は「自分で作り食することの大切さを伝えたい」と意義を話した。
参加したのは、すざか農業小と桜柿羊(おうしょう)の里農業小(松本市)、椛の湖(はなのこ)農業小(岐阜県中津川市)、荒城農業小(同高山市)の4校。いずれも信州大名誉教授の玉井袈裟男さん(須坂市亀倉町出身、松本市)が設立に携わった関係で昨年、初めて高山市でシンポジウムを開いた。
活動報告で椛の湖は「子どもたちに野菜の命を奪って自分たちの命をつないでいることを分かってほしいと思い取り組んでいる」。今年からすざかの活動に参加している須園生は「当初は何をすればいいか戸惑ったが、農家先生と子どもたちの橋渡しになりたい。あらためて農業の楽しさを知った」と話した。
分散会では▽農作業を押し付けるよりは工夫して楽しくやることが大切▽スタッフの高齢化が進んでいる▽授業以外の時の農作業や作物の管理をどうするか―などの悩みや課題が挙がった。
実行委員長ですざか農業小校長の羽生田郁雄さんは「同じ目的、立場の人が集まり、話し合いや情報交換ができていい刺激、これからの励みになった。交流や連携を図ることで新たな展望も見えてくる」と話した。
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