2008-07-07 07:00 am by 須坂新聞
須坂市消防本部は1日から自動体外式除細動器(AED)の無料貸し出しを始めた。今年4月、長野市の企業から須坂市へ5台の寄贈があり、その厚意に沿って、3台を市民のために活用する。
AEDは心臓が突然停止した時に電気ショックを与えて救命する医療器具で、2004年から一般の人も使用できるようになった。貸し出しは市内で開催されるスポーツ・健康など各種イベントが対象、会場に医療従事者や普通救命講習を受講した人がいることが条件となる。
同本部によれば、このAEDのおかげで一命を取り留めた事案が6月中旬、小布施町であったという。山林火災の現場に居合わせた人が突然倒れ、心肺停止状態に陥ったが、駆けつけた消防車両に搭載していたAEDで蘇生、現在入院中だが、回復に向かっているという。
同本部では「AEDで尊い命を救うことができます。大会を主催する方々はぜひご活用ください。AEDは簡単に確実に使用できますが、すべての心臓停止に万能ではなく、心肺蘇生法を同時に行うことが重要です。希望があればAEDの取り扱いを含めた講習会を消防本部または出向いて行いますので、ご連絡ください」と呼び掛けている。問い合わせは同本部警防課TEL026-245-4900まで。
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