2008-07-20 07:00 am by 須坂新聞
遠藤守信信大工学部教授がプロデュースする第1回蔵の町並みキャンパス08元気スクール(日本学術会議・炭素材料学会・元気スクール実行委主催)は17日、ノーベル化学賞を96年に受賞した英国人科学者で米国フロリダ州立大学教授のハロルド・クロトー氏を迎え、メセナホールで「楽しいサイエンス教室」を開いた。
国際炭素会議カーボン08を記念し、特に科学リテラシーの向上や国際性を養うなど将来の人材を育成するため市内中学2年生を招き、市民公開特別講座で行った。
クロトー教授は大画面に少年時代の写真や炭素のモデルなどを映し、「私が発見した炭素原子60個で構成されるサッカーボール状のフラーレン(C60)を38年前に最初に理論的に予言したのは日本人」と英語で語りかけ、遠藤教授が日本語に通訳した。
30分の講演後、バッキーボールと呼ばれるC60の模型を中学生が会場で作り、両教授は場内を回って生徒に話しかけた。クロトー氏は気さくに握手を求めて中学生や市民とあいさつを交わした。終了後、各校代表の4人が舞台に上がって英語で1人ずつ感謝の気持ちを伝えた。
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