万有引力リンゴでヒヤヒヤ?

2008-07-27 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon イギリスの物理学者アイザック・ニュートン(1643―1727)が生家で、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力へのひらめきにつながったという話は有名だ。そのリンゴの木の分身が須高でも元気に根づいている。
 リンゴの木は接ぎ木で世界各国の科学機関へ分譲され、昭和39年にはイギリス物理学研究所サザーランド博士から日本学士員長柴田雄次博士に贈られた。平成3年に長野県農業経営者協会20周年記念事業として、子どもたちに農業への関心と理解を深めてもらう狙いで、県内の学校や公共施設など280カ所余りに配布。須高の小・中・高校にも贈られ、現存しているのは小山小、井上小、高甫小、日滝小など。県果樹試験場(須坂市小河原)にも2本ある。
 リンゴの品種はflower of kent(フラワー・オブ・ケント/ケントの花)。収穫期は11月ごろで、実は赤く、酸味が強いのが特長。落下しやすい性質があるといい、小山小学校に植えられている木は今年30個ほど実をつけたが、現在は6個しか残っていない=写真。平林博校長は「何とか一つでも収穫して、子どもたちに見せたいですね」と、ハラハラしながら見守っている。

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