2008-11-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所青年部(金井弘会長)は3日、須坂えびす講会場の芝宮参道で、小学生対象の商売体験セミナー「第3回ジュニア・エコノミー・カレッジすざか」を開き、仮想の株式会社を設立した11チームの子どもたちが、自分たちで考案したオリジナル商品を販売した。
同カレッジは将来の須坂を担う人材育成事業として、小学生にお金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを体験してもらおうと、一昨年度から始めた。全体の流れは1チーム5人程度で株式会社を設立、事業計画書を作り、2万円で商品を開発・製作、11月3日のえびす講で販売し、最後に決算報告や税金の納付(市に寄付)を行う。参加は1年目が2校3チーム、2年目が4校7チーム、今回は日滝・豊丘・仁礼・豊洲・井上の5校から11チーム(4〜6年生の50人)と、年々増加している。
セミナーは6回シリーズ。7月から学習や準備を重ね、5回目の今回が本番の販売。11チームの各ブースには地元業者の協力を得ながら作った食品・工芸品・手芸品などのアイデア商品がずらりと並んだ。売り出し前には全員であいさつの練習や「エイエイオー」と元気を出して、いざ本番。子どもたちは慣れるに従って呼び込みの声も大きくなり、商品の説明も上手になった。また、見栄えをよくしようと陳列方法を変えたり、出張販売に出向くなど工夫して、昼過ぎには全チームが完売した。
信州りんごとカスタードの大判焼き、紫米のこねつけを販売した(株)SaMi社長の清水瑛絵さん(日滝小6)は「計画を立てるのが大変だったけど、実行できてよかった。売れるかどうか心配したけど、皆に買ってもらいうれしかった」と喜んでいた。助言者として見守ってきた青年部や須坂商業高まちかどSHOPくますぎのメンバー、協賛した団体や企業の人たちも「子どもたちはいきいきとしていた。最初と最後では大違い、あっという間の成長です」と驚いていた。同事業は関東経済産業局も注目、担当者が視察に訪れた。
なお、セミナー最終回は今月23日午後1時から須坂商工会館で開き、決算報告、表彰式、利益の一部の市への寄付などを行う。
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