【市議会】須坂病院産科医支度金を可決

2008-12-06 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会12月定例会は2日開会した。須高行政事務組合が新たに行う県立須坂病院産科医師就業支度金貸与事業に須坂市分として医師貸与費負担金4,386万円を盛った一般会計補正予算第4号と同組合規約を変更する事件決議1件を同日、原案通り全会一致で可決した。事件決議12、条例4、補正予算7の23議案は常任委員会へ付託した。
 議案質疑で島田和子議員は文化施設、笠鉾会館、文化会館の指定管理者(市文化振興事業団を提案)を公募しなかった理由と指定期間を5年とする理由を質問。教委は「一括管理で連携が取れ、サービス向上や人的コスト削減が見込める。3年の実績を評価し、長期的視野に立って5年とした」と答弁した。
 善財文夫議員は市民が主体的に活動する生涯学習をなぜ市長管理に移すのか、国の法改正にスポーツと文化は入っているが生涯学習はない、公民館活動にブレーキがかかるのでは、市主導まちづくりのための生涯学習にならないかと質問した。
 三木市長は「市長部局への移管は国の法改正等の流れによる。法改正に公民館活動は入っていない。生涯学習は産業振興や健康づくり、福祉などすべてに関係する。まちづくりのための生涯学習ではなく、学んだ成果をまちづくりに生かしてほしい」と答弁した。
 さらに善財議員は湯っ蔵んどの指定管理者公募にあたり、須坂健康福祉ランドが所有する死海の水温水プールや桶風呂などを市が3,200万円余で買い取る一般会計補正予算5号について、桶風呂は平成12年9月議会答弁で備品になっているがなぜ買い取るのか。
 今後決まる指定管理者との話し合いでそれらの活用が期待できるのではないか。死海の水は同社が誘客対策で設置し、いまだに2,100万円余の長期借入金が残っている。同社の指定管理者公募参加はあるのかと質問した。
 市は「施設所有者は須坂市、施設の管理運営者は指定管理者と明示する上下分離方式にするため、今後ネックとなる資産を市が買い取る。指定管理者決定後は買い取った全体の資産を一体として貸与し、管理運営を委託する。同社は公募参加する」と答弁した。3,200万円余の中身とは「死海の水、桶風呂など機械装置、建物、車両など」とした。

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