2008-12-16 07:00 am by 須坂新聞
須坂市高梨町の酒井商会(酒井志郎社長)で働くプロ野球選手がいる―。BCリーグの信濃グランセローズに所属する梅沢敏明投手(22、長野工業高出身)だ。来年3年目のシーズンを迎える梅沢投手は、チームでは中継ぎ投手として活躍する。長野市屋島の出身で、地元の声援も熱い。
BCリーグの所属選手が球団から給与を支払われるのはシーズン中(3月〜10月)のみのため、信濃の各選手はシーズンオフ(11月〜2月)の冬場、県内のスポンサーや後援会関係の企業などで日中働きながら、夜や休日に自主練習を行っている。
梅沢投手の仕事は主に、洗車や車内清掃などのカークリーニングや、車の引き取りや納車の際などの運転で「初めてのことばかりなので、一つずつ教えてもらいながらやっています。少しでも会社の役に立てれば」と慣れない作業に悪戦苦闘しながらも精を出す。
酒井社長は「仕事を通して礼儀やあいさつ、笑顔を学んでもらい、少しでも人間的な部分で成長できるように、社員一同全力でサポートします」と話す。口コミで、梅沢投手に会いにタイヤ交換やオイル交換に来るファンも居るそう。選手と身近に接することができるのも、県民球団の魅力の一つ。マウンド上での真剣な表情とはまた違った雰囲気の梅沢投手に会える。
2008-12-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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