2009-03-16 07:00 am by 須坂新聞
豊洲小学校は創立120周年記念事業の一環で、校内の1室を豊洲地区に残る貴重な品々を展示する「郷土資料室」として活用する取り組みを進めている。地元住民有志でつくる「豊洲地区学校支援会」(会員14人)が準備段階から携わり、中心となって作業を行っている=写真。
展示は稲作・生活・養蚕の3つに分類し、各コーナーに実際に使用されていた古い道具を並べる。同校倉庫に保管されていた物や、同支援会が地域住民に呼び掛けて集めた物、須坂市博物館から譲り受けたパネルや年表などの資料も飾られる。
平成17年に結成した「豊洲地区子供を守る会」の会員を中心に、19年12月に発足した同支援会の森山安夫代表(新田町)は、「さまざまな事業を通して子どもたちとつながりを深め、地域が一つになって子どもを育てていければ」と期待する。
6年生も倉庫の整理などにかかわったため「卒業前に資料室を見てもらいたい」(同支援会)との思いから、18日の卒業式までの完成を目指している。資料室前の廊下には豊洲地区で出土した土器なども展示され、同校は「将来的には郷土資料室と廊下、隣接する図書館を学びの場として開放し、地域の人たちが自由に出入りできる交流の場所に整備したい」としている。
また、同校では先ごろ、同支援会の協力を得て5年生がもちつき体験を行ったり、6年生が教室棟3階廊下の傷んだ壁にペンキ塗りをして、6年間学んだ校舎に感謝を込めた。
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