2009-11-23 08:00 am by 須坂新聞
㈶千代田健康開発事業団(東京)は、保健師を中心とする地域活動を顕彰する第13回チヨダ地域保健推進賞にこのほど、須坂市高齢者福祉課高齢者保健係(津山美由紀代表)の「介護予防は高齢者が主役、介護予防大作戦〜介護予防サポーターの育成と活動」を選び、助成金20万円を贈った。全国35件で県内は2件。
財団は昭和41年に国民の健康開発の活動を通じて保健福祉に寄与することを目的に設立された。基本財産10億円を運用して医学研究助成や健康教室支援など行う。現在は日立ビルシステムが事業母体。創設30周年を記念して同賞を設け、596団体に総額1億2,000万円を超える助成金を贈っている。
市の介護予防事業は4年目。要支援・要介護になるおそれのある特定高齢者を対象に、運動機能の向上を目指す「はつらつ若返り教室」などに取り組み、地域住民を巻き込み成果を上げていることが評価された。
はつらつ介護サポーターは、本人の介護予防とともに市が実施する介護予防事業を支援する無償ボランティア。4年間で118人が養成教室を受講し、86人が登録、活動する。
はつらつ若返り教室は、市内7会場で週1回開かれる。9日の旭ケ丘ふれあいプラザでは、須坂やすらぎの園の内田泰子理学療法士と宮下昌貴健康運動指導士が指導し、サポーターが利用者を支援しながら一緒に運動し、雰囲気を和ませた。
内田さんは「利用者だけだと行き届かないこともあり、サポーターに支えてもらい、様子を見てもらうことでより効果が上がる。危険回避や安心感も高まる」と役割の大切さを指摘する。
サポーターの女性は「利用者の横について補助しかできないが、一緒に楽しんでいる」と話す。
申請した市の津山保健師は「これからも地域の声やサポーターの声を行政施策に反映させたい」と話す。
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