2009-11-23 09:00 am by 須坂新聞
豊洲小学校の創立120周年記念式典(土屋誠実行委員長)が12日、同校体育館で開かれた。来賓や保護者、職員、在校生ら約400人が120年間の歩みを振り返り、節目を祝った。
土屋実行委員長はあいさつで「120年の間、とても多くの人がここで学んだ。児童の皆さんもその中の一人として、数十年先の自分やまわりのことを想像してみて」と呼び掛けた。来賓の三木正夫市長は「私も47年前に豊洲小を卒業した。友だちとたくさん遊んだことがいい思い出」と振り返った。
宮下芳一校長は「120周年を豊洲じゅうでお祝いしたい。豊洲小で力を蓄えた人たちが共に水害と闘い、豊かな土壌でりんごや米を作り生きてきた。不屈不撓の精神で今の豊洲がある」と、先人への労をねぎらい、今後の教育にそうした伝統を受け継いでいきたいと話した。
また記念事業の内容について6年生の代表児童が発表。築山や地域の人の協力で開設された郷土資料室、校内環境整備などの写真をスクリーンに映し出し、「きれいになった学校で一生懸命勉強しています」と地域への感謝を表した。来年3月までには、児童も参加して作る記念誌を豊洲地区の全家庭に配布する予定という。
この日は記念講演会も行われ、須坂市動物園でアカカンガルー「ハッチ」などの飼育に携わる小林正和さん(昭和63年度卒業生)が「あなたのすきなことは何ですか?」と題して話した。自身が自然いっぱいの豊洲小で生き物とふれあい、体験したことが今に通じているといい、「自分の好きなことは何か、できることは何かをいつも心に描くことが将来に役立ち、素敵な大人になれるのでは」と児童にアドバイスした。
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