2010-06-07 07:00 am by 須坂新聞
須坂剣道連盟会長の星川輝雄さん(65、高山村紫)はこのほど、民間人では最高位とされる剣道の7段に合格した。7回目の挑戦で悲願の合格を果たし、「めげずに挑戦し続けてよかった」と笑顔を見せた。星川さんによると7段合格者は須高地区では4人目という。
京都で開いた審査会には全国から約1,200人が受審した。審査は2回の立ち合いげいこを行い、攻め、技のさえ、正しい打突、姿勢などを総合的に評価して6人の審査員が合否を判定した。合格率はたったの8%、65歳以上は3%という狭き門だった。
今回、受審者の最高齢者は83歳。合格はしなかったが、その姿を見て星川さんは「目標を据えて上を目指し日々けいこを続ける。これこそ本当の剣道なんだと感銘を受けた」と話す。
剣道は段を取ってから次の段を受審するまでに一定の期間を要する。5段に合格してから6段を受けるまでには5年間、6段から7段は6年間、7段から8段は10年間かかる。
星川さんは平成10年に5段、15年に6段を受けて、いずれも1回で合格した。7段合格を目指して、剣道のけいこが無いときにはジョギングやインターバル走、1,000本素振りなどの努力を重ねてきた。
「まだ実感はわかないが受かったこれからが大変。周りの見る目が変わる。7段に恥じない剣道をして8段を目標に、とにかく日々けいこをする。周りの模範となるような姿勢を見せたい」と気を引き締める。
須坂剣道連盟の会長には今年4月に就任した。「剣道は人間形成の道。人間形成の場である剣道場は、道場生、保護者、指導者が楽しく集える場所にしたい。社会的な所作、礼法を厳しく指導していきたい」
2010-06-07 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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