2010-06-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂市観光協会が指定管理者として運営する「須坂市蔵のまち観光交流センター」(東横町)は6月1日で開館1周年を迎え、記念イベントとして、5日に前夜祭、6日に「蔵の市」を開き=写真、多くの人たちでにぎわった。
前夜祭ではワインを片手にオカリナ・ギター・バイオリンの音色を楽しむ「ヒーリングコンサート」を開催=写真。蔵の市では地場産品の販売のほか、須坂商業高校くますぎクラブの全国実業高校商品販売、シャワーの会の「ブランチ」販売と生演奏、NPO法人NEXT須坂のニラせんべい振る舞い、THE・NAKARAのコンサート、アスザックフーズの商品試食販売などが行われた。
同センターは明治中期に建築された木造3階建ての繭蔵を2階建てに改修。1階(約140㎡)は約100の地場産品を取り扱う販売スペースや休憩処・トイレなど、2階(約130㎡)は多目的ホールとして活用する。
5月までの1年間の月別来館者(年末年始の6日間を除き無休)は別表のとおりで、雛祭りやツーデーウオーキングなど同センターが会場となるイベントが連続した3月がダントツ、日別でも3月21日の327人、同20日の326人が1・2位を占めた。1日平均は45.33人となる。
また、開館時に3台用意したレンタル自転車(無料)は5月から1台増やし、1年間で延べ242回の利用。2階のホール(1時間200円)はコンサート・講演会・学習会・サークル活動・お茶飲み会などで122件使用した。最近は「広くて天井が高く、音響が抜群。レトロな雰囲気もいい」と音楽の発表会や練習に利用する人が増えているという。電子ピアノも1時間300円で貸し出す。
指定管理者を務める市観光協会の駒津健一会長は「最初は不安もあったが、来館者はまずまずの数字。今後、センター前の市道銀座通り線も整備されるので、なお一層観光交流や情報発信拠点としての役割を果たしていきたい」とし、4月1日付で同センター所長に就任した小山秀司さん(本上町)は「3人のスタッフともども笑顔とおもてなしの心で、来て良かったと思っていただける施設を目指していきたい」と話している。同センター☎026-248-6867。
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