2010-07-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内の耕作放棄地を活用して昨年から小麦の栽培研究に取り組んでいる須坂園芸高農業経済科情報会計コースはこのほど、刈り取り作業をした。田んぼを整備して作付けした五閑町の畑は雑草が生い茂り、不作だった。今後、収穫した小麦でパンをつくるなどして地産地消につなげる。
同コースでは田んぼだった五閑町と、果樹園だった井上町の耕作放棄地合わせて25アールで「ユメアサヒ」を栽培し、土質による違いなどを研究している。
五閑町は長年放置され、雑木林のような状態になっていたものを昨年秋に整地した。排水が悪く、雨水がたまった状態で、春先の天候不順の影響もあって生育が不十分だった。
小麦と雑草が交じって生えていて、生徒たちは分けながら刈り取りし、機械で脱穀した。徳竹貴章君(2年、中野市)は「草だらけで、思っていた以上にひどい。来年はもっと大きく育つようにしたい」と話した。
市内の耕作放棄地は約150ヘクタールあり、柳沢瑞樹教諭は「一度、耕作放棄地になると元の状態に戻すのは時間がかかる。市民にも関心を持ってもらい、耕作放棄地をつくらないようにしなければ。小麦はあまり手間がかからず栽培できるのでPRしたい」と話した。
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