2010-09-13 07:00 am by 須坂新聞
須高交通安全協会と須坂警察署はこのほど、去る7月の交通安全子供自転車長野県大会で2連覇を飾り、8月の全国大会でも10位の初入賞を果たした高山小学校チームの顧問、山岸信之教諭(須坂市米持町)に感謝状を贈り、栄誉をたたえた。
高山小チーム(1チーム4人編成)は昨年県大会で初優勝、全国大会でも15位と健闘した。メンバー全員が卒業した今年、チームができるかどうかも危ぶまれたが、5年生5人が入部し、チームは存続したものの、すべてがゼロからのスタートで、とても優勝を狙うどころの話ではなかった。それが、厳しさの中に愛情のある指導でメキメキ上達。県大会で「奇跡の優勝」(山岸教諭)を果たし、全国大会でも入賞ラインの10位に入り、小さな村からやってきた全員5年生の小さな選手たちに大きな賛辞が贈られた。
山岸教諭は「2連覇はとてもうれしく、子どもたちは本当によく頑張ってくれた。昨年は手塩に掛けた子どもたちが強豪の辰野や小諸勢の大きな壁を乗り越えて悲願を達成してくれたが、全国であと一歩の悔しい思いもした。今年は自転車も満足に乗れなかった子どもたちがやればできることを示し、OBを含めたみんなで喜びを分かち合うことができた。2連覇でも中身が違い、去年と今年、それぞれの価値と感慨がある」と振り返る。
感謝状を受け取り、ねぎらいの言葉を掛けられた山岸教諭は「感謝状は自分一人のものではなく、子供自転車に携わった全員のもの。長年須高の各小学校で指導してきたが、その時々の子どもたちや保護者、同僚の先生方、交通安全協会や警察署の方など多くの人たちの顔が浮かんできた。子どもたちには日常的に交通安全を意識する人になってほしいし、培ってきた知識や技術を多くの人に伝えていってほしい」とあいさつ。
贈呈式に出席した安協関係者から「来年は全国優勝を」との声が掛かると「皆さんの絶大なるバッグアップがあってこそ好成績が収められるもの。選手も情熱的に取り組もうとしている。まずはレベルの高い県大会で3連覇を目指したい」と健闘を誓った。
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