2010-10-10 07:00 am by 須坂新聞
須坂警察署は1日、ティーム・ティーチング方式による非行防止教室を、管内で初めて高甫小学校で開いた。同署生活安全係の女性警察官が講師で訪れ、5、6年生が「万引」について考えた。
担任教師と警察官が協力して授業を進め、児童生徒も参加することで、指導効果を高める狙い。県内の万引増加に伴い、県下全域でこうした授業が推進されている。
5年敬組の教室では、親友の小学生2人がコンビニエンスストアでお菓子を万引し、警察署に連れていかれる―といった架空の事例を取り上げた。児童たちは警察官らの朗読劇から事件をイメージ。万引が見つかった時の、誘った側と誘われた側それぞれの気持ちと、親の気持ちを考え、もしも自分が万引を誘われたら「親友でも説得してやめさせる」「はっきり断る」など、積極的に意見を出し合った。
女性警察官は「友人や先輩に万引を誘われても、断り続けること。そしてお店から離れることが大切。盗む物の値段や数に関係なく、罪の重さは同じ。万引は必ず捕まる。絶対にやらないという意思を強く持って」と呼び掛けた。
今年の須高管内の少年犯罪数(8月末現在)は、犯罪少年21人・触法少年(14歳未満)8人の計30人で、うち23人が万引(76%)。その中に小学生6人も含まれている。昨年は52人中、万引は19人。
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