2010-11-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は5日、在京須坂市出身者との懇談会を都内で開いた。大学教授や会社役員、各界で活躍する人、ふるさと応援寄付金の寄付者ら約30人と、須坂商工会議所、須高農協、市グリーンツーリズム研究会の協力3団体、議会、観光協会など各種団体の約40人が、須坂産ワインや清酒、おやきなど味わって交流した。
懇談会は人間関係が希薄な社会が広がる現在、郷土に対する愛着を深め、須坂の今を知って発信する機会にと期待して開いた。他市町村でも実施され、在京須坂市高甫会が解散したこともあって新たな須坂関係者の輪の構築の場として開いた。
三木市長は開会にあたって「須坂の関係者から直接伺って活動に生かすことが大事だ。熱い思いを語ってほしい」と期待した。
牧勇男須坂商工会議所会頭は「こよなくふるさとを愛して応援してほしい」と述べた。
取材で出席者に須坂へのメッセージを尋ねたところ、新井郁男さん(上越教育大名誉教授)は「須坂は生涯学習が盛んだが、年齢の違う人と学び合うなどいろんな学び方があり、さらに広げて」。
笠原利夫さんは「マスメディアやツイッターを使って東京だけでなく関西や名古屋、四国、九州、東北、北海道に須坂情報を発信することを考えて」。
加藤晃央さんは「蔵の空間を生かした展示ができ、小布施や高山とも連携して美術資源を磨くことも必要」。
関野修治さん(解散した在京須坂市高甫会会長、都中小企業団体中央会副会長、東京洋装協同組合理事長)は「宣伝が上手ではないようだが、全国的に注目されるイベントを積極的にやろう」。
昨年9月に結婚したタレントの中島史恵(現渡辺)さんは「果物をはじめ食べ物がおいしいと元気になる。須坂の良さを知ってほしい。仕事も家庭も頑張っています」。
牧貞夫さん(NTTコミュニケーションズ副社長)は「人を育てること。東京のまねをしては駄目。温泉、スキー場、果物など資源をアジアの人に。インターネットでもマーケティングができるので観光資源を磨いて」。
持田澄子さん(東京医大教授)は「住人のつもりでいるので須坂は身近な存在。発展を祈っています」。
富沢一誠さん(音楽評論家)は「母に代表されるふるさとがあるので、外で頑張れる。来年還暦を迎えるが、しみじみと田舎を思い出す。中島から見た百々川や北信五岳などがふるさとの原風景。頑張りすぎないよう、いつまでもそのままでいてほしい」と語った。
席上、関野修治さんの孫「羽純」(はすみ)さんがバイオリンを、もう一人がギターを演奏した。羽純さんはオリジナル曲も歌った。
懇談会の最後は全員による「信濃の国」の大合唱。一体感に包まれ、長野県人の誇りを再確認した。
なお、本紙は正月号でふるさとへのメッセージ特集を計画しています。お楽しみに。
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