2011-03-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂園芸高校造園クラブが設計した「臥竜公園緑化プラン」を基に須坂市が進めていた同公園の緑化工事がこのほど完了した。弁天滝東側の山腹にモミジとヤマツツジを合わせて約300本植栽したほか、竜ケ池の周囲にベニシダレザクラや須坂市で発見された黄桜、水生植物を植えるなどした。
同プランは、臥竜公園を設計した本多静六博士の「臥竜山公園設計案」を参考に造園クラブが考案し、第21回緑の環境デザイン賞で緑化大賞を受賞した。副賞で工事費が助成され、須坂市でも合わせて黄桜の植栽などを実施することにした。
モミジとヤマツツジは松林の雑木を伐採して、約2,000平方メートルに植えた。市立博物館のある北口から動物園西側の弁天滝までの遊歩道沿いにヤエベニシダレザクラを6本。南部地域公民館側の竜ケ池周辺には、臥竜公園桜守りの会の羽生田郁雄さん(豊丘上町)が寄贈したソノサトキザクラやソノサトリョクリュウ、ガリュウザクラなど8本を植えた。
弁天橋南側の水辺にアヤメやハナショウブ、スイレン、カキツバタなど。ハナミズキやヤマアジサイなど須坂市の第2の市の花、市の木も植えた。遊歩道のウッドチップ舗装なども行った。
造園クラブの鈴木幸さん(3年、長野市)は「私たちの緑化プランが形になり、設計以上に良く整備されていてとてもうれしい」と喜んでいた。
羽生田郁雄さんは「黄桜はソメイヨシノなどより遅く咲くので、時期をずらして楽しめる。多くの人に須坂の桜を知ってもらい、楽しんでもらえれば」と話した。
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