2012-09-01 07:00 am by 須坂新聞
市議会9月定例会が28日、開会した。市は平成23年度一般会計歳入歳出決算などを認定審査に付すため提出した。監査委員は審査結果の報告で「中央公民館で発生した今年3月の不祥事を踏まえ、現金取り扱い事務について報告を受けて精査したところ、おおむね財務規則に準じた取り扱いをしていることを確認した」「市税等の収入未済額は増加傾向が続き、徴収率は県内19市中で下位に位置したまま。換価性ある滞納整理を」と指摘した。
一般会計の歳入は、予算現額221億6,329万8,252円、調定額226億3,870万547円、収入済み額216億3,858万184円。収入率は予算現額の97.63%、調定額の95.58%。
歳出は、支出済み額208億2,756万2,316円で、執行率93.97%。翌年度へ繰り越す繰越明許費は8億円余。支出済み額の性質別は表の通り(単位1,000円)。
歳入歳出差引額は8億1,101万7,868円で、翌年度へ繰り越すべき財源が2億8,085万1,464円あり、実質収支は5億3,016万6,404円。
歳入で構成比の27.85%を占める市税が前年度比2億2,728万円(3.92%)増加した(60億2,589万円)。法人市民税と個人市民税に回復傾向が見られ、また市たばこ税の税率改正による増収が要因とした。
自主財源45.86%に対して依存財源54.14%。自主財源は前年度比0.67%(6,614万円)増加した。
歳出の経常的経費は146億円余で前年度比0.29%(4,223万円)増加した。義務的経費は0.30%増。投資的経費は13.03%(3億6,859万円)増加した。
財政指標では、財政基盤の強弱を示す財政力指数は0.516で0.023ポイント下回った。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は87.9%で0.4%下回った。実質収支比率は4.4%で1.1%上回った。
健全化判断比率のうち、実質赤字比率、連結実質赤字比率は発生していない。実質公債費比率は8.7%で前年度と同率。早期健全化基準を16.3%下回った。将来負担比率は34%で1.6%増加したが、早期健全化基準を316%下回った。
第五次総合計画1年目の決算。鰐川晴夫、永井康彦両監査委員は最小の経費で最大の効果を上げる努力と知恵に期待した。
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