2013-09-28 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所を中心とした実行委員会が主催、映画イベントを通じて市街地のにぎわい創出を図る「信州須坂蔵の町映画祭〜スザカシネマS(ズ)」が21日〜23日、市内の各所で開かれ、短編作品で競うSUZAKAショートムービーコンペでは池田直哉さん(34、長野市)が制作した「田中本家の季糸」がグランプリを受賞した。
同コンペは若手作家や映像制作を趣味とする人に作品発表の場を提供すると共に、ロケ地としての須坂の魅力を全国に伝えるために初めて実施した。市内外から18本の応募があり、須坂市上町出身の映画監督山岸謙太郎さん(36、横浜市)が審査員長を務めた。
グランプリ作品は田中本家の季節のうつろいとふれあい館まゆぐらのはた織機をモチーフに、須坂の自然や文化の豊かさを表現したもの。審査した山岸さんは「美しく質の高い映像で説得力がある。大賞にふさわしい作品で教えてほしいほど。全体的に工夫され、丁寧に作られている」と高く評価、池田さんは「まさかグランプリをいただけるとは思わなかった。これからも頑張ります」と喜んでいた。なお、そのほかの受賞作は次の通り。
▽準グランプリ 座頭えいじ=必死プロ(東京都)▽須坂市長賞 須坂市米子町どんど焼き「火付け合戦」=田子忍さん(須坂市亀倉町)▽審査員長賞 熱血戦隊Gレンジャー=小尾信生さん(東京都)▽STV賞 アップルタイガーVol2=須坂商工会議所青年部
同映画祭では、山岸監督の「キヲクドロボウ」や「東京無国籍少女」をはじめとする14作品の上映会やポスター展も開催した。
ポスターは故小林創さん(東横町)が収集し、遺族が寄贈して、現在は市の所有になっているコレクションの中から約100枚を16カ所で展示した。
このうち、旧上高井郡役所では通年常設展示しており、鑑賞に訪れた丸山美佳さん(本上町)は「独身の時はよく映画館に行ったが、今は子育て中なので、時間ができたら、また見に行きたい。ポスターはとても懐かしかった」と話していた。
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